日本は諸外国に比べて、紙の質がとても良いです。最近はリサイクル率も高まって
廃品回収に出される方も増えてきたとは思いますが、
リサイクルに出す前に、もう一度くらい、何かリユースされてもいいじゃないかと思います。
このページは明石市内の某市民団体がご利用になっている、広告でつくるリユース封筒を元に考えました。
紹介しています、雑誌を利用する他、広告や、包み紙のリユースされても良いと思います。
ごく一般の方々、子どもでも簡単に作れる方法です。
マンガ雑誌以上の四角い紙さえ用意できれば、折って糊でとめるだけです。
ファッション誌でも作ってみました。MORE non-noなどの大きさの雑誌ですと長3封筒も作れます。
型紙を長3に変えるだけで、後の作り方は変りません。
用意するもの
- 封筒にしたい雑誌(今回は少年ジャンプサイズを利用した場合の作り方です。)
※ファッション誌やグルメ、旅行誌、パンフレットなどご利用になってもおしゃれになると思います。
また、裏の白い包み紙や、広告を使うと表側が白い封筒もできます。紙の大きさは雑誌の大きさを参考にしてください。 - ダンボール紙または厚紙(できるだけ薄くてしっかりした物)
ジャンプの大きさより少し大きめの面のあるものが好ましいです。
※空き箱などを利用してください。家にない場合はご近所のスーパーなどでもらえます。 - 定規(30センチ以上)
- カッター
- のり
※スティック状の糊でもいいですが、
できれば昔ながらの糊を水で少しのばしたものを刷毛で塗るのがおすすめ
(大量に作る場合はその方が作業が早いです。) - カッターを使う時に台になるもの。
カッティングシートまたは、何かその代わりになるもの - 糊付けのとき台になるもの
準備
封筒を1枚だけ作る場合はあまり必要ないですが、たいていはまとめて作った方が宜しいと思います。
そのために事前に少し手間をかけますが、ここで正確なものを作っておくと、後々繰り返し使えて便利になります。
113°型紙を作る
少年ジャンプサイズで封筒を作る場合、
長4サイズの封筒を作るのにギリギリの紙の大きさになります。
封筒の型紙を置く場合の角度が非常に重要になってきますので、
あらかじめ113°型紙をつくっておき、
それに合わせて折り目を入れてゆくことにします。
雑誌のサイズと同等か少し大きめのダンボールまたは、厚紙を用意します。
113°(67°)角に切取ります。難しい場合は型紙を用意しましたので、
ダンボールなどにプリントアウトした物をあてて、線を引き、
カッターで切取って作ってください。
113°型紙PDFデータはここをクリック!
封筒の型紙をつくる
ダンボールまたは厚紙で長4封筒サイズより少し小さめサイズ
(折った時に型紙の厚さ分があるので)
で
型紙を作ります。
長4封筒サイズ たて202mm×よこ88mm
参考:
大きめの雑誌でつくる長3封筒サイズ
(MORE non-noなどの大きさの雑誌で作れます。)
長3封筒サイズ たて225mm×115mm
長4サイズ:B5三つ折りが入ります。
長3サイズ:A4三つ折りが入ります。
封筒を作る
雑誌を用意し、封筒にしたいお好みのページをひらきます。
少年ジャンプの大きさの雑誌の場合、紙をできるだけギリギリまで使わないといけませんので、
綴じ目が見えるくらい思いきり開いてください。
※大きめの雑誌を使用する場合はここは厳密じゃなくていいです。
思いきり開いた所の綴じ目ぎりぎりのところに定規をあてます。
定規がずれないように左手でしっかり押さえ、
カッターで力を入れて切取ります。いっぺんに10枚〜20枚くらい切っておきましょう。
切取ったページをきれいに重ねます。10枚くらいいっぺんにできますが、
慣れないうちは5枚くらいがいいと思います。
この時、封筒の柄として好ましくないものが混ざっていないかチェックして、合わないものは除けておきます。
(エッチなもの、バイオレンスもの、フキだしの言葉など注意)
厚紙やボール紙などでつくった113°型紙をあてます。
紙の底辺にそろえ、角が紙の底辺のだいたい2分の1くらいになるように置きます。
重ねた紙を定規にそって斜におります。
この角度が大事なので、力を入れてしっかり折り目をつけます。
長4封筒の型紙を先ほどの折り目に合わせ、斜に置きます。
左側を1枚斜に折り込みます。この時、重なりが1センチ弱は必要です。
重なりが少なすぎる場合、封筒の型紙が厚すぎると考えられますので、
型紙の幅を少し狭くしてあげてください。(-3mm〜5mm)
ここで折った時に封筒の幅が9cmになっているか、チェックしておいてください。
(定型封筒は9cm以上になっています。だいたいで良いみたいですが。)
上下も折り込みます。同じ様に1まいづつ折ってゆきます。折り目はしっかりつけてください。
折り目が弱い場合は型紙を外してから押さえておいてください。
折れたものを再び拡げて重ね、ひっくり返します。
重ねた紙をひっくり返して、長い辺の方を図のように1cm弱ずつづらして置きます。
図の青い部分にまとめて糊をつけます。右の方はのりはつけないでおきます。
まとめてひっくり返して、折り目で折って真中をとめます。
重ねた分すべて1枚づつ同じように折って真中を糊付けしていきます。
封筒の底の部分を糊付けします。また重ねて1センチづつずらします。
※柄の上下が気になる場合は、逆になっていないか、糊をつける前によくチェック。
私はかえって逆の方が面白いとおもいました。
図の青い部分を糊付けします。1枚づつ折ってゆきます。
まとめて封筒が完成します。
※できるだけ、作りやすい方法をと考え、ご紹介しましたが、それぞれで作り方は創意工夫してみてください。
この方法がややこしい、難しいと思われた方用↓